内容紹介
名古屋市立大学人間科学研究所叢書の最新刊。本書において論じられる司法通訳翻訳人は公判の場において外国人被疑者のために通訳を行うものの総称である。在留外国人の増加と共にその犯す犯罪も様々に変容しつつある。日々、言葉に対峙している筆者の視点からの問題提起と解決法の提言をまとめた。ヒトが生きていくうえで、文化という人間の営み全般にとって、言葉が絶対不可欠な要素であることはグローバリゼーションの時代にあっても、変わることはないであろう。
目次
序論―国境を越える言語と文化―法廷通訳翻訳人の立場から
第1部
第1章 通訳翻訳学理論
第2章 法廷通訳翻訳人
第3章 裁判所での実例を用いたケーススタディ
第4章 結論
参考資料
第2部 日英ハイブリッドテキスト
1.覚せい剤取締法違反及び関税法違反事件
2. 不正作出支払用カード電磁的記録共用及び詐欺事件シナリオ