内容紹介
本書はシュプリンガー・ジャパン株式会社より出版された同名書籍を復刊したものです.
昨今の数学の著しい特長は,個々の分野の閉鎖的な壁が崩壊し,複数の分野が思いもよらない結びつくことである.組合せ論の分野においても,この特長は顕著に現れており,可換代数や代数幾何の武器を用いる手法などが盛んに研究されている.本著は,そのような組合せの斬新な特質を学ぶための,待望の入門書である.
目次
序 章 ハーバード・スクエアの昼下がり
第1章 凸多面体と単体的複体
第2章 Cohen-Macaulay環
第3章 単体的球面と上限予想
第4章 凸多面体のEhrhart多項式