演習 『生命科学, 食品・栄養学, 化学を学ぶための  有機化学 基礎の基礎 第 3 版』 

演習 『生命科学, 食品・栄養学, 化学を学ぶための 有機化学 基礎の基礎 第 3 版』 (電子書籍)

著者名 立屋敷 哲
発行元 丸善出版
発行年月日 2019年12月
NDCコード 437

内容紹介

高校で化学を履修しなかった人をはじめ、大学入学後、専門基礎として有機化学を初めて学習する必要がある学生の理解度が上がり、十分に役立ち活用できる自習演習書。 教科書として定評をいただいている 『生命科学, 食品・栄養学, 化学を学ぶための 有機化学 基礎の基礎 第 3 版』  をベースに、学生がどこでつまずくのか、どういった質問があったのかなどを内容に反映し、改良を重ねてまとめた演習形式のスタディガイド。 学生からの質問とその解説を読むことで自分の理解度が上がり、本書を何回も繰り返し学習することで確実に基礎が身につき、その後の研究への土台をしっかり確立することができる。

 ・ 構造式が書けるようになる
 ・ 有機化合物の名称,性質がわかる
 ・ 複雑な化合物が理解できる
 ・ 有機反応の基本がわかる
 ・ 専門分野 (生化学,栄養学など) へ応用できる

目次

序 元素と周期表,原子価
     元素記号,原子番号,原子価,周期表と族 ・同族元素

1  最も簡単な化合物 :構造式の書き方と構造異性体
     分子式 ・組成式 ・示性式
     構 造 式
         構造式の書き方(ルール): エタンC2H6 の構造式を書いてみよう !
     構造異性体と構造式
         構造式の見分け方
         CH3NO の異性体の構造式 5 種類の書き方
         構造式を書くコツ
            [確認テスト] 構造式の書き方
     示性式(短縮構造式)と構造式
         示性式の書き方

2 アルカン(鎖式飽和炭化水素)
     アルカンとアルキル基
       数詞/ アルカン・アルキル基の名称
           [基礎知識テスト] 基本的な分子の構造式・官能基,数詞,アルカン・アルキル基の名称と化学式
   アルキル基の示性式による表し方
           [確認テスト] アルキル基 R- の用い方
     構造異性体(分岐炭化水素)の構造式の書き方と命名法
       構造式の書き方
       命名の手順
        構造異性体の構造式の書き方
       構造異性体の命名法:命名の手順
           [確認テスト] 構造異性体(分岐炭化水素)の命名法

3  13種類の有機化合物群について理解すること・頭に入れること
     アルカン,ハロアルカン,アミン
     アルコール・エーテル
     アルデヒド,ケトン,カルボン酸,エステル,アミド
         5つの化合物群のでき方
         カルボン酸,エステル,アミド:これだらのもとはすべてカルボン酸からできている
     アルケン,芳香族,(フェノール類)

4  簡単な飽和有機化合物 :アルカンの誘導体
     ハロアルカン
           [基礎知識テスト] 化学結合と極性
         複雑な化合物の見方
     ア ミ ン
     アルコール
       アルコールの異性体
       アルコールの命名法とアルコールの脱水素の起こり方,酸化のされ方
         アルコールが酸化されて脱水素する際の水素の取れ方:アルコールの酸化の解説
     多価アルコール
           [確認テスト] アルコールの酸化反応――脱水素の仕方,反応生成物とその名称
     エーテル

5  不飽和有機化合物
     カルボニル化合物
       アルデヒド
       ケ ト ン
       生体関連のアルデヒド・ケトンとその酸化還元生成物
       糖とその酸化還元生成物
     カルボン酸
       ア ミ ド
         ペプチド結合(アミド結合)の生成反応機構
     エステル
         構造式・示性式の書き方
       エステルのでき方,エステルの構造式の書き方・考え方
       エステルのでき方(反応機構)
       生体系のエステル(脂肪酸エステルとリン酸エステル)
           [確認テスト] カルボニル基をもつ化合物群と基本的な有機反応
     アルケン
       シス-トランス異性体(幾何異性体)
       生体系のアルケン・ポリエン(不飽和脂肪酸など)

6  芳香族炭化水素とその化合物
     芳香族炭化水素
     核酸塩基:ピリミジン塩基とプリン塩基,DNA・RNAの構成成分
          核酸塩基のリボース・デオキシリボース(五炭糖)への結合:N-グリコシド結合
          DNA中の核酸塩基の相補的水素結合形成

7  生体物質とのつながり
     アミノ酸・糖と対掌体・鏡像異性体(光学異性体)
       光学活性と偏光・旋光性
       絶対配置;絶対配置とR,S命名法
       今まで学んだことの専門分野への応用

8  原子構造と化学結合

付録1 命名法のまとめ
付録2 13種類の有機化合物群について理解すること・頭に入れること
付録3 複雑な化合物の見方と有機化合物の反応のまとめ
付録4 13種類の有機化合物群の性質と反応(酸化還元,縮合,脱離,付加)のまとめ

学習チェック項目:理解度を確認してみよう
本書の勉強に効果的な関連図書:必要に応じて参照しよう
本文中の勉強に効果的な関連図書:必要に応じて参照しよう
本文中の(電球)マークに対応する関連図書とそのページ
関連図書の相関図

索 引

関連商品