分子集合体の物理と化学
著者名 | 太田 和親 著 |
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発行元 | 丸善出版 |
発行年月日 | 2021年12月 |
判型 | A5 210×148 |
ページ数 | 176ページ |
ISBN | 978-4-621-30689-5 |
Cコード | 3043 |
NDCコード | 431 |
ジャンル | 化学・化学工学 > 物理化学 > 液晶・界面・コロイド |
内容紹介
本書は、液晶をはじめとしたソフトマターの多形の相構造と、そのX線構造解析について、理論や手法を統一的に解説した世界初の書籍である。
本書ではまず、基礎知識として、第1章で結晶相のX線構造解析の理論と手法を概説し、第2章で結晶多形の基礎理論と調整方法を解説する。そして第3章にて、液晶多形を例にX線構造解析手法を詳細に説明する。多形の相構造は、線形代数学の概念を用いて統一的に把握する。
これらの理論と手法を知っていれば、さまざまなソフトマターのX線構造解析が可能となる。ソフトマター研究に携わる学生・研究者必携の一冊。
目次
第1章 結晶:X線による結晶構造の決定
1-1 X線の発見
1-2 X線の発生
1-3 X線の回折
1-4 Braggの条件
1-5 結晶格子
1-6 7つの晶系
1-7 Miller指数
1-8 面間隔dとMiller指数,格子定数の関係
1-9 単結晶法
1-10 粉末結晶法
1-11 逆格子
1-12 構造因子と消滅則
1-13 結晶構造解析の簡単な実例
参考文献
演習問題
第2章 多形現象
2-1 多形現象と多形
2-2 一次相転移と二次相転移
2-3 相 図
2-4 溶液相転移
2-5 準安定多形のつくり方
2-6 多形が存在するかどうかの検証法
2-7 与えられた2つの試料が同一化合物の多形であるかどうかの確認法
2-8 多形現象の応用
参考文献
演習問題
第3章 液晶多形とそのX線構造解析
3-1 中間相とは何か
3-2 液晶の種類
3-3 中間相の次元性と階層性
3-4 二次元格子の消滅則
3-5 液晶相のX線構造解析
3-6 その他の議論
参考文献
演習問題
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