内容紹介
本来、医師ほどプロフェッションが確立された専門職はなく、能力や適性の如何だけが評価のはず。
にもかかわらず、何かある。それは内在する「バイアス(偏見)」。男女平等のアメリカにも、それはある。
北米で働く4人の女医が「ガラスの天井」の実際を語る。
・「女性医学生受験差別」
・「女医の診療傾向」
・「キャリアと家庭の両立」
・そして,「これから…」
「医師の働き方改革」は、性バイアスを避けては通れない。
目次
■第1部 「女医」とは…?
1章 女性医師と男性医師の違いとは?
2章 「女医」ならではの強みや価値とは?
3章 「女医」が直面する困難とは?
■第2部 アメリカでの女医キャリア(日本のキャリア環境との違い)
4章 レジデント・フェローとしての実際
5章 指導医としての実際
6章 アメリカで活躍する女医の率直な本音
■第3部 「女医」ならではの悩みへの対処法
7章 仕事と家庭のバランスをどう取るのか?
8章 ライフプランをどう組み立てるのか?
9章 パートナーをどう選び,どう関係性を維持するのか?
10章 女性の問題に職場でどう対処するのか?
■第4部 日本で女医が活躍するために今できること
11章 社会的な視点から考える
12章 教育・研修の視点から考える
13章 働き方の視点から考える ――現実を生きる知恵
14章 女医らしい生き方の視点から考える ――理想に近づくための知恵