内容紹介
【医療ソムリエのように,患者と家族の価値観に寄り添った医の役割を提案できますか】
今回ばかりは教科書を作りました。こんなに高齢化が進んだ社会なのに、Geriatrics(老年科)の定番textが、日本にないからです。そこで、Geriatrics発症の地・アメリカから2人のドクターを招聘。
【Dr.HiguchiとDr.Uemura】
ですが、本場のGeriatricianによる上から目線の本でありません。
認知症,多剤併用,緩和ケア
終末期の意思決定,ACP
お看取り,失禁.体重減少 等
患者や家族の痛みや苦しみ,価値観を聞きだし、「ベストなケアとは何か?」
それをともに考える本です。
目次
■第1部 なぜ今高齢者医療なのか?
1章 Geriatrics(老年科)って,何?
2章 高齢者診療のコツ Geriatric Assessment のススメ
3章 高齢者における「ベストな処方」とは?
■第2部 高齢者機能障害への実践的アプローチ
4章 知ってそうで知らない「機能障害・フレイル・転倒」
5章 高齢者の体重減少を見逃すな!
6章 排泄機能低下(尿失禁に着目!)
7章 認知症の場合,どうする…?(高齢者の認知機能障害)
8章 せん妄の場合,どうする…?(高齢者の認知機能障害)
■第3部 高齢者のホットスポット(老年緩和ケアなど)
9章 痛みの評価とマネジメント(オピオイド使えますか?)
10章 よりよい看取りのための心構え(緩和ケアの基礎)
11章 看取りの際によくみられる症状とそのケア
12章 医療コミュニケーション・意思決定・ACP
13章 これからの高齢者医療