内容紹介
人口が減少する日本は,外国人受入にどう臨むべきなのか?
本書では、外国人の受入政策に関し、自国の言語、価値観等に従うことを求める同化主義と、多様な言語、価値観などの並存を許容する多文化主義を比較軸に据え、アメリカ、フランス及びシンガポールの3カ国について建国から現在に至るまでの移民政策を詳述し、それらを踏まえて日本が移民政策を導入する際の課題を提示している。
移民問題の必読書である。
目次
序 章 本書の問題意識
第1章 アメリカ合衆国の移民政策と同化主義
第2章 フランスの移民政策と同化主義
第3章 シンガポール共和国憲法と多文化主義
終章 移民政策の国際比較と日本の法制度の課題
補論 移民の経済学