内容紹介
本書は、実験動物1級技術者の受験を目指す専門技術者に必要な知識や技術を網羅してきたが、初版の発行以来、日本における実験動物や動物実験に関する法令、指針等による規制は大きく変わってきた状況から、17年ぶりに章や内容を大幅に見直し、増補改訂版として刊行した。
動物福祉に関する海外の情報も数多く紹介され、国際的な水準での実験動物の管理および動物実験の実施が求められるようになってきた。また、遺伝子改変動物の作出、解析等、最先端の研究分野で活躍する実験動物技術者も増加し、これらに関連する技術の習得も求められつつある。今回の増補改訂ではこれらの状況に対応し、総論では動物福祉、労働安全衛生、遺伝子改変動物作製技術等に関する解説を加え、その他の章や各論においても最新の情報を盛り込むことに努めた。
目次
【総論】
I 動物実験と実験動物
II 動物福祉
III 解剖と生理
IV 遺伝と育種
V 繁殖
VI 栄養と飼料
VII 飼育と衛生
VIII 施設と環境
IX 労働安全衛生
X 疾病と感染
XI 遺伝子改変動物作製技術
XII 実験法と検査法
【各論】
I マウス
II ラッ
III モルモット
IV その他のげっ歯類［IV-1 ハムスター類／IV-2 スナネズミ］
V ウサギ
VI イ
VII ネコ／
VIII ブタ
IX サル類［IX-1 マカク属サル類／IX-2 マーモセット類］
X トリ類
XI 魚類、両生類、その他
