薬の現象学

薬の現象学

存在・認識・情動・生活をめぐる薬学との接点
著者名 青島 周一
野家 啓一 監修
発行元 丸善出版
発行年月日 2022年01月
判型 A5 210×148
ページ数 206ページ
ISBN 978-4-621-30690-1
Cコード 1047
NDCコード 499
ジャンル 医学・薬学 >  医学一般 >  医学読み物
医学・薬学 >  薬学 >  薬学一般

内容紹介

「薬を飲む」とは,

「薬が効く」とは,どういうことなのか

 

薬剤師として,

気鋭のEBM研究者として,

薬の社会教育者として,蓄積してきた

「薬と生活」「薬とその効果」をめぐる科学哲学

 

エビデンスを踏まえつつ

薬に関する非科学的・非合理的な側面を言語化し,

根源的な問いについて思索する

存在・認識・情動・生活をめぐる

珠玉のエッセイ

目次 目次詳細はこちら(PDFで開きます)

1部 存 在――夜空には何が「ある」のか
 1章 薬に効果が「ある」といったときの「ある」について
 2章 薬剤効果の感覚質
 3章 統計世界と生活世界

2部 認 識――解釈に対する眼差し、あるいは正当性の論理
 4章 情報が表しているもの
 5章 メディアとバイアスとスピン
 6章 トンデモ医療と正統医療の線引き問題

3部 情 動――臨床をめぐる中動態
 7章 薬を飲まない・飲めない問題
 8章 生活の中の依存と医療
 9章 ポリファーマシーを問題にすることの問題

4部 生 活――医療と暮らしのはざまで
 10章 日常と非日常をめぐる変化の中で
 11章 淡い西陽が差し込む午後の病棟で
 最終章 「健康」に対する概念的諸連関の展開

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