内容紹介
時は1918年。第一次世界大戦の終結を祝う休戦の鐘が世界中で鳴り響く中、無言の殺人鬼が兵士たちと共に帰路につく。5000万人以上が死亡した恐ろしいウイルス、スペインインフルエンザ。通称スペイン風邪。本作はスペイン風邪のパンデミックと闘った医師、兵士、民間人、政治家が残した手紙や日記、回顧録などから当時の状況を再現したドキュメンタリー作品である。このウイルスの猛威、人々の恐怖、そして必死に治療法を探した医療従事者たちの姿を、現代の学者の解説を交えながら描いていく。私たちはこの1918年の教訓と過ちを学び、新たな感染流行に備えなければいけない。