シリーズ紹介
世界のアートシーンを牽引してきたフランス美術の背景を読み解く 世界中の芸術家たちが集まり、約300年の間世界の芸術を牽引してきたフランス。多数残された絵画や建築には激動のフランス史が映し出されている。それは華やかな歴史だけではない。相次いだ対立、革命と伝統、自由と制約、支配とそれに反発した自由を手に入れた民衆たち――。英国の美術評論家アンドリュー・ディクソンがフランスを訪れ、学芸員への取材、作家の生家への訪問、美術館の絵画の前で熱く語る。
内容紹介
フランス芸術初期の革命であるゴシック建築から、ルネサンス、ロココ美術、古典主義や啓蒙思想の影響を受けた美術を取り上げる。中世はペストの流行や百年戦争の影響から死をもっとも恐れていたことが芸術にも表れている。ルネサンスの興隆はフランスでは詩人モンテーニュを通し新しい価値観として広がっていく。
【取り上げる芸術家、作品など】
サン=ドニ大聖堂/ランブール兄弟/ニコラ・プッサン/シャルル・ルブラン/ノートルダム大聖堂/ヴェルサイユ宮殿/百科全書 ほか