天気予報活用ハンドブック

天気予報活用ハンドブック

四季から読み解く気象災害
著者名 オフィス気象キャスター株式会社
発行元 丸善出版
発行年月日 2021年03月
判型 A5 210×148
ページ数 272ページ
ISBN 978-4-621-30599-7
Cコード 3044
NDCコード 451
ジャンル 天文・地学 >  地球科学
天文・地学 >  地球科学 >  気候・気象

内容紹介

天気にまつわる情報は常に進化しています。それは近年メディアでも取りざたされている気象災害の「極端化」や「激甚化」への備えを徹底してほしいという思いから来ているものです。

本書では、基本的な天気図の見方から季節ごとに起こりうる気象災害への備えのヒントについて解説します。

さらに、近年の気象災害事例を取り上げ、実際に当時の天気図を用いながら災害を引き起こす現象がどのように発生したのかという観点から解説し、今後起こりうる災害に備えるための予備知識を提供します。

そのほか、防災に活用してもらいたい情報を体系的にまとめ、気象キャスター経験者の視点から活用のコツとともに紹介します。

目次 目次詳細はこちら(PDFで開きます)

目 次

はじめに

第1章 天気図の見方
 1-1.天気図の基本を知ろう 
 1-2.四季とともにめぐる天気図 
 1-3.高層天気図 

第2章 近年の気象災害事例
 2-1.解ける雪の怖さ 
 2-2.南岸低気圧による大雪と雪崩 
 2-3.急発達した低気圧が新年度を直撃!
 2-4.美しくも恐ろしい凍霜害
 2-5.家を基礎ごと持ち上げた突風 
 2-6.東北・関東で相次いだ山火事
 2-7.北海道で39 ℃超
 2-8.激しい雷雨と大粒のひょう 
 2-9.広範囲で降り続いた歴史的大雨 
 2-10.災害級の暑さを記録 
 2-11.一晩で100か所を超えた広島の土砂災害 
 2-12.北海道で相次いだ台風上陸 
 2-13.異例の経路で東北太平洋側に初上陸
 2-14.紀伊半島大水害
 2-15.記録的暴風と記録的高潮、そして関空の孤立
 2-16.去った後に拡大した「塩害」
 2-17.火山由来の大地を崩した台風26号
 2-18.統計史上初!超大型で上陸
 2-19.秋の都心で雪!
 2-20.800世帯以上が孤立した大雪
 2-21.糸魚川大規模火災
 2-22.南国に現れた“冬”
 2-23.3日前からわかっていた記録的大雪
 2-24.記録的な積雪で関東甲信の平地が“雪国”に

第3章 防災情報としての気象情報
 3-1.「判断する」ための基礎知識
 3-2.大雨に関する情報
 3-3.「行動する」ための情報 
 3-4.暴風・高波・高潮に関する情報 
 3-5.雪に関する情報 
 3-6.生活や産業を守るための気象情報 

付 録
 十二の季節のトピックス
 用 語 集 

おわりに

コ ラ ム
 【お天気こぼれ話】
  天気予報の歴史は天気図の歴史
  天気予報の更新は1日3回
  天気予報の時間割
  上空のデータはどうやって手に入れるの?
  霜と霜柱
  竜巻はどっち回り?
  かぼちゃくらいの大きさ
  心の叫び
  台風の名前
  初もの
  雪の花

 【玄人さん向けTips】
  チベット高気圧
  台風の基準はなぜ17.2m/s?
  台風を育てる海
  雪が気温を変える
  実効湿度とは
  最もマニアックな注意報!?「着氷注意報」

 【ここで注目!】
  積乱雲が引き起こす現象たち
  現状を知るためのツール

 【台風こぼれ話】
  危険半円・可航半円
  かつて「小型の」台風があった
  個性ある台風たち 

 【知っトク!防災情報】
  宇宙から見る降水
  名づけに苦心惨憺
  「避難=避難所へ行くこと」ではない!
  局地的な荒天から身を守るために
  雪下ろし注意情報
  あなたはもう見た?新しい道路標識 
  14国語に対応する時代へ

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