内容紹介
1DCAEとは上流段階から適用可能な設計支援の考え方、手法、ツールで、1Dは特に一次元であることを意味しているわけではありません。物事の本質を的確に捉え、見通しの良い形式でシンプルに表現することを意味します。1DCAEにより、設計の上流から下流までCAEで評価可能となります。1DCAEでは、製品設計を行うに当たって(形を作る前に)機能ベースで対象とする製品全体(もの・ひと・場)を漏れなく表現し、評価解析可能とすることにより、製品開発上流段階での全体適正設計を可能とします。全体適正設計を受けて(この結果を入力として)個別設計(形を作る)を実施、個別最適設計の結果を全体適正設計に戻しシステム検証を行います。
1DCAEを系統的に教えるための教材として1DCAEレクチャシリーズを刊行する運びとなりました。シリーズ第1弾として、「設計のための1DCAE概念と実現技術」をここにお届けします。
目次
第1章 なぜ1DCAEなのか
第2章 1DCAEとは
第3章 1DCAEの方法
第4章 1DCAEのための基礎
第5章 1DCAEの事例