内容紹介
ボルツマンが著した気体論の教科書。現代の教科書のように洗練されてはいないが、実験結果と仮定を組み立てながら理論を考察し、組み立てていく、ボルツマンの思考過程が汲み取れる内容。
目次
I部 単原子分子の気体論 分子密度が平均的な道のりで消滅する
I章 分子は弾性球である. 外力と目に見える集団運動が欠けている
II章 分子は力中心である. 外力と気体の目に見える運動の考察
III章 分子は距離の5乗冪に逆比例する力で反発する
II部 Van der Waals の理論・ 衝突分子を持つ気体・ 気体の解離・ 結び
序論
I章 van der Waals の理論の基本的特質
II章 van der Waals の理論の物理学的な議論
III章 気体論の役に立つ一般力学の法則
IV章 合成された分子を持っている気体
V章 ビリアル概念によるvan der Waals の法則の誘導
VI章 解離の理論
VII章 合成分子を持っている気体における熱平衡についての法則への補足
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