内容紹介
1995年12月に刊行された同名書籍の待望の復刊.有限要素法が固体・構造解析の実用に供されるようになって久しいが,高度の非線形問題も,最近の解析手法の発展とコンピュータの高速化により,研究レベルから実用レベルへと近付きつつある.本書は,その内容をほぼ非線形問題に絞り,有限要素解析の基礎から応用までをつとめて詳しく,かつ具体的に紹介したものである.数理・物理的な側面と実用的な側面を併せ持つ魅力ある学問分野である非線形有限要素法の面白さ,奥深さを味わっていただきたい.
目次
1. 連続体力学の基礎
1.1 テンソル
1.2 変 形
1.3 歪,歪速度
1.4 応力,応力速度
1.5 構 成 式
1.6 境界値問題と仮想仕事の原理
2. 幾何学的非線形有限要素解析の枠組み
2.1 2章以後の諸記号について
2.2 仮想仕事式の増分分解と離散化
2.3 大変形トラスの接触剛性と内力の誘導例
3. アイソパラメトリック要素
3.1 アイソパラメトリック要素の基礎
3.2 接線剛性マトリックスおよび等価節点力ベクトル
3.3 外力ベクトル
3.4 質量マトリックス
3.5 数値積分
3.6 要素の選択
3.7 埋込み座標系を用いた幾何学的非線形有限要素法定式化
4. 混合型有限要素法
4.1 混合変分原理
4.2 非圧縮超弾性ソリッド要素の定式化
4.3 構造要素(梁,板/シェル要素)における混合法定式化
4.4 離散化inf-sup条件
5. 非線形方程式の解析手法
5.1 静的解析手法
5.2 動的解析手法
6. 弾塑性解析
6.1 弾塑性解析の基礎
6.2 consistent接線剛性マトリックス
6.3 有限変形弾塑性解析
7. 座屈解析
7.1 座屈解析のための準備(トラス構造物の解析)
7.2 有限要素座屈解析の基礎式(その定義,分類および判定)
7.3 有限要素座屈解析
8. 接触解析
8.1 摩擦のない大変形接触問題
8.2 摩擦のある接触問題への拡張
9. ALE有限要素流体解析
9.1 ALE法の概念と基礎式
9.2 Navier-Stokes方程式のALE表記
9.3 ALE有限要素メッシュの制御
9.4 離 散 化
9.5 Predictor Multicorrector Algorithm
9.6 解 析 例
10. 感度解析
10.1 負荷経路非依存型静的問題
10.2 負荷経路依存型静的問題
10.3 動的問題
10.4 座屈問題
10.5 接触問題
参考文献
索 引
出版社からのメッセージ
本書は、1995年12月に出版された同名書籍を復刊したものです。
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