内容紹介
遺伝情報であるDNAは親から子へ、細胞から細胞へ継承されています。しかし、環境中にはプラスミドやウイルスを含む多種多様な細胞外DNAが存在し、それらは環境を介して異種の生物間を水平伝播しています。本書では、それら細胞外DNAが生物進化に与えてきた影響について言及し、その研究アプローチについて示しています。
目次
第1章 “遺伝する”とはどのようなことか
第2章 遺伝情報の変化から生まれる生物の多様化・進化
第3章 細胞外DNAのふるまいを考察する
第4章 遺伝情報の機能解析の重要性
第5章 細胞外DNAの解明に挑戦する
第6章 研究展望