現代を読み解く倫理学

現代を読み解く倫理学(電子書籍)

応用倫理学のすすめ II
著者名 加藤 尚武
発行元 丸善出版
発行年月日 2019年09月

内容紹介

どのような合意が働いているか。どのような合意なら安全か。どのような合意が最善であるか----国民の合意形成の方法論を提供する学問、それが「応用倫理学」である。本書では、いじめ、インフォームド・コンセント、オフレコ発言、TBS問題、ワイセッ基準、オウム真理教、ボランティア、阪神大震災、環境問題、遺伝子診断、PKO等々を取り上げ、この学問によって得られた明快な解法を読者に提示する。

目次

I 現在の倫理学
1章 いじめと他者危害の原則
2章 インフォームド・コンセントと患者の自己決定権
3章 オフレコ破りとTBS問題
4章 ワイセツ基準は使えるか
II 宗教の倫理学
5章 自由主義の原則と宗教的自己放棄
6章 終末論の倫理性
7章 宗教法人法のあり方
8章 オウム対策の科学者教育
III 災害の倫理学
9章 ボランティアに弱い日本
10章 日本的災害観のあやまり
IV 環境の倫理学
11章 技術と倫理
12章 都市は廃棄物になるか
13章 環境ラディカリズムと歴史観念論
V 未来の倫理学
14章 遺伝子診断と「無知のヴェール」
15章 国連軍に空爆は許されるか―戦争倫理学の課題
16章 未来の歴史を知ることはできるか
あとがき
参考文献案内
初出一覧

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