内容紹介
本書が書かれた1990年代、結婚したいけれどできない男性が数多くいた一方で、未婚の女性たちは「素敵な男性が現れたら結婚したい」という気持ちを抱いていた。結婚したいエネルギーが充満する中、結婚年齢が上昇し、独身者が増え続けるパラドックスは、今日の結婚難や婚活問題に連なる問題として捉えることもできよう。
目次
1章 結婚論の現在
2章 結婚難の虚実
3章 結婚意識の男女差——生まれ変わりとしての結婚
4章 低成長期の結婚難——国際結婚という帰結
5章 恋愛の変化と結婚難
6章 もっといい人がいるかもしれないシンドローム
7章 結婚のゆくえ
あとがき
参考文献