基礎科学で未来をつくる

基礎科学で未来をつくる

科学的意義と社会的意義
著者名 田村 裕和
村山 斉
櫻井 博儀
常田 佐久
前野 悦輝
発行元 丸善出版
発行年月日 2019年12月
判型 四六 188×128
ページ数 174ページ
ISBN 978-4-621-30443-3
Cコード 3042
NDCコード 407
ジャンル 科学一般
物理学
物理学 >  物理学一般

内容紹介

日本学術会議物理学委員会主催の公開シンポジウム「基礎科学研究の意義と社会 --- 物理分野から」(2018年12月17日開催)の模様をもとに再構成。

物理関連分野を例にして、典型的な「基礎科学」と思われている研究をあえて取り上げ、それが社会とどうつながり、いかに重要かを説くとともに、科学史研究やメディアの視点も取り入れて、今後の基礎科学の発展の方向性を見いだす視点を読者に提供する。

物理学の各分野の第一人者が、分野の特徴や研究手法の違い、社会との接点を踏まえた解説を行うとともに、研究者の視点のみならず、科学史やメディアからの視点も開設する。

目次

はじめに  ・・・ 田村 裕和(東北大学大学院理学研究科)

1 章 なぜ、基礎科学が必要か  ・・・ 村山 斉(東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構)

2 章 基礎科学研究の現場から
   2-1 元素の進化、合成と変換  ・・・ 櫻井 博儀(理化学研究所仁科加速器科学研究センター)
   2-2 発展する天文学の現状と今後  ・・・ 常田 佐久(国立天文台)
   2-3 「多は異なり」とスモールサイエンス  ・・・ 前野 悦輝(京都大学大学院理学研究科)

3章 日本の純粋科学を支えたもの、およびそれへの批判  ・・・ 岡本 拓司(東京大学大学院総合文化研究科)

4章 基礎科学研究と社会  ・・・ 中村 幸司(NHK解説委員)

5章 おわりに――基礎科学研究の持続的発展にむけて  ・・・ 梶田 隆章(東京大学宇宙線研究所)

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