内容紹介
講師
小林 茂 (大阪大学大学院教授)
「外邦図」とは旧日本軍参謀本部・陸地測量部が作製したアジア・太平洋地域の地図である。軍事と植民地統治の道具であった外邦図は、19世紀末から20世紀前期の地表景観の貴重な記録である。戦後、一部はいくつかの大学に収蔵され、現代の地図と比較することにより、景観の変動、森林伐採、地球環境研究の近代資料として利用価値を転換する。外邦図作製の内実と歴史を追いながら今日の利用価値と可能性を言及する。
理工・医学・人文社会科学の専門書出版社
講師
小林 茂 (大阪大学大学院教授)
「外邦図」とは旧日本軍参謀本部・陸地測量部が作製したアジア・太平洋地域の地図である。軍事と植民地統治の道具であった外邦図は、19世紀末から20世紀前期の地表景観の貴重な記録である。戦後、一部はいくつかの大学に収蔵され、現代の地図と比較することにより、景観の変動、森林伐採、地球環境研究の近代資料として利用価値を転換する。外邦図作製の内実と歴史を追いながら今日の利用価値と可能性を言及する。