内容紹介
本書は子育てが根拠のない思い込みによって語られ、子どもを操作の対象とみなす意識が強いことを明らかにします。そして親が子どもを無条件に受け容れ一人の人間として認めること、大人と子どもがともに考え行うことの大切さを様々な面から論じていきます。親子関係や家庭教育のあり方を考えるためのヒントが詰まった一冊です。
目次
第1章 放任的な親・甘やかされた子ども・その他の強力な仮想敵
第2章 多角的に見た子育て
第3章 過保護の誇張
第4章 頭の叩かれ方の学習―動機づけ・失敗・参加賞への怒り
第5章 隠された価値―条件性・希少性・剥奪
第6章 自尊心への攻撃
第7章 なぜ自律が過大評価されるのか―「やり抜く力・マシュマロ実験・内部統制」の詳細な検討
第8章 反逆者を育てる