原子力のいまと明日

原子力のいまと明日

著者名 日本原子力学会
発行元 丸善出版
発行年月日 2019年03月
判型 B5 257×182
ページ数 342ページ
ISBN 978-4-621-30373-3
Cコード 0040
NDCコード 543
付属品 なし
ジャンル 科学一般
電気・電子・情報工学 >  電気 >  電力・システム

内容紹介

日本原子力学会が原子力と放射線について一般市民,教師,学生を対象とした『原子力がひらく世紀』という啓蒙書を20年前に刊行した。この本は好評で『改訂3版』まで出したが,東電福島第一原発事故(1F事故)にはまったく触れていない。そこで1F事故を踏まえた本書により一般市民に原子力・放射線を正しく理解してもらうためのよすがを提供。

原子力関連では原子力発電の仕組み,1F事故の推移と1Fの現状,廃炉までの道のり,1F事故以後の原子力利用状況の変化,原子炉の研究開発状況を解説し,放射線関連では放射線の人体影響,1F事故による人体,生活,産業,経済への影響を解説。

本書の特徴は福島県における1F事故の風評被害を取り上げ,その実態の把握し解析を加えたこと,および海外に原子力科学技術を全面的に依存する事態に陥らないために原子力分野の人材育成活動を紹介したことである。

目次

第I部 東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故
第1章 原子力発電の基礎知識
第2章 事故の推移と発電所の現状
第3章 廃炉への道のり
第4章 事故の教訓を踏まえた安全性向上への取り組み
第II部 東京電力福島第一原子力発電所事故の影響
第5章 放射線の基礎知識と人体への影響
第6章 事故による放射線の健康影響と放射線の防護・管理
第7章 事故による環境の汚染と修復,住民生活への影響
第8章 事故による産業・経済への影響,風評被害
第III部 原子力の状況とこれから
第9章 日本のエネルギーの確保と原子力
第10章 世界の原子力利用
第11章 原子力科学技術と人材育成

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