内容紹介
元原子核物理学研究者による、本書で12冊目の著作となる。「運命」というのは結果的に使われるだけのことで、未来を何一つ示唆するものではないことがわかる。ただベートーヴェンの第五交響曲「運命」を聴いたりして、人は皆、しかるべき運命を背負って生きているのかなあ、というような思いにもなったりする。数奇な一生を送った人の物語を読むと、全く人には運命的なものがあるなあ、と感じたりする等、日々のつぶやきを纏めたエッセイ
目次
第1章 科学とその周辺/日本の自然科学の進展と問題点
第2章 社会を見て/脱経済成長の行方/スローガンとスローガン的なもの/教育について/巨大なテレビジョン文明の時代
第3章 いろいろな人たち/宗教と、宗教的な姿勢/健康管理と体力の維持
第4章 文化/白い服と黒い服/事実の記述と、「栄冠は君に輝く」作詩物語/ギターあれこれ
第5章 人物論/中山素平氏/映画監督 ジョン・フォード