内容紹介
生殖医療は他分野とは比べものにならないくらい急速に展開してきた、そして今も発展しつつある領域である。そのため、医学・医療の進捗に対し、生命倫理をはじめとする社会的評価が後追いしている状況にある。本書は、生殖医学ならびに倫理学の個々の領域のリーダーである著者たちが、その最前線の現場、研究内容をアップ・ツー・デイトに解説し、「倫理に基づく医学」か、それとも「医学に基づく倫理」かとの問いを突きつけることにより、今後の生殖医療の在り方を考えた。
目次
第1章 生殖補助医療の現状と展望
第2章 配偶子提供
第3章 代理出産の是非をめぐる問題――倫理・社会・法的視点から
第4章 出自を知る権利
第5章 配偶子・受精卵・性腺凍結保存
第6章 着床前診断
第7章 生殖医療の商業化
第8章 配偶子操作と命の選択
第9章 生殖医学研究
第10章 マザー・マシン――女性の身体の道具化批判
第11章 リプロダクティブヘルス/ライツ
第12章 生殖技術と新しい家族の形態
第13章 生殖補助医療と生命倫理――ヒト受精胚作製をめぐって
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