自然保護学入門

自然保護学入門

ひとと自然をつなぐ
著者名 筑波大学自然保護寄附講座
発行元 筑波大学出版会
発行年月日 2018年04月
判型 A5 210×148
ページ数 258ページ
ISBN 978-4-904074-50-3
Cコード 1040
ジャンル 社会科学

内容紹介

人類自然保護学の基礎となる、自然保護の概念と歴史、地球の地圏・気圏・水圏・生物圏とその保護、自然保護に関する法制度、保護地域、野生生物、エコツーリズム、景観保護、世界遺産などの具体的なテーマと自然保護に関するモニタリング調査法を紹介している。初めて、自然保護を学ぶ学生はもちろん、自然保護の実務者も座右に置きたい一冊である。

目次

はじめに 略語表 第1部 自然保護総論 1章 自然保護の概念 コラム1 自然保護を意味する言葉の変遷 2章 自然保護の変遷 コラム2 IUPNからIUCNへ 第2部 自然保護の対象となる自然とその仕組み 3章 地圏の成り立ち 4章 陸域の生態系 5章 海洋の生態系 6章 地球温暖化と海洋の環境変動 コラム3 地球温暖化を捉える長期モニタリング 7章 生物多様性 第3部 自然保護を実現するための仕組み 8章 自然保護に関連する法制度 9章 保護地域とその管理 コラム4 国立公園と保護地域 10章 野生生物管理 11章 エコツーリズム 12章 景観づくりから始まる自然保護 13章 遺産保護における自然と文化の連携 コラム5 自然と文化の事例:農業景観と神聖な景観 14章 自然保護のためのモニタリング あとがき 索引

出版社からのメッセージ

自然保護に関する書籍には、自然保護運動の歴史や個別運動の事例を紹介したものが多く、自然保護を学問として捉え、自然保護とは何か、どのように実現していくのか、などの本質をとらえたものはない。
本書は、取り上げた各分野が自然保護にどのようにかかわっているのか、何が課題とされているかを自然保護の歴史から現在の保護の状況及び保護対策までを網羅的にわかりやすく伝えている。環境省、自然保護のNGO、地域コンサルタントなど現場で活躍する方から、自然保護の現状と問題点についての事例も紹介し、自然保護の現場活動へ直観的な理解を促すために、ほとんどの写真をカラー写真で掲載している。
自然保護「学」を学びたい学生から一般の人までを対象にお薦めしたい本である。

定価:3,190円
(本体2,900円+税10%)
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