内容紹介

すべての施設においてバリアフリー化が急がれるいま、基礎的考え方から各種データ、国内外の様々な事例の紹介、用語や法規制度まで、設計のためのあらゆる情報を図面、写真、各種データを用いてわかりやすく解説する。これからの建築設計に必要不可欠な一冊。

目次

第I編　空間編
　１章　人の特性と環境要素
　　人体各部寸法・上肢の動作寸法
　　加齢による身体特性の変化―老化
　　加齢による身体特性の変化―ＡＤＬ，痴呆，転倒
　　疾患の特性―肢体不自由
　　疾患の特性―高次脳機能障害
　　疾患の特性―聴覚・視覚障害，言語障害，内部障害
　　疾患の特性―知的障害
　　疾患の特性―精神障害
　　福祉用具・設備機器―分類と定義
　　室内環境―温熱環境
　　室内環境―聴覚障害
　　室内環境―音環境
　　室内環境―光環境と色彩
　　室内環境―色彩計画
　２章　移動環境
　　アプローチ
　　出入口
　　受付
　　サーキュレーション―設計の要点，関連法規
　　サーキュレーション―階段・ステップ・手すり
　　サーキュレーション―廊下・スロープ
　　サーキュレーション―エレベーター（公共空間）
　　サーキュレーション―昇降機（住宅）
　　サーキュレーション―事例
　３章　サニタリー
　　チェックリスト
　　便所―排泄動作と手すり，福祉用具
　　便所―便房と車いす移乗動作空間
　　便所―多機能便房
　　便所―便器・洗面器・手すり
　　便所―公共施設
　　便所―事務所・商業施設
　　便所―レクリエーション施設・高齢者施設・図書館
　　浴室—入浴動作と手すり，福祉用具
　　浴室—車いすと浴槽間の移乗動作空間
　　浴室—トランスファーシャワー
　　浴室—障害程度別浴室
　　サニタリー—日本の住宅事例
　４章　生活空間
　　キッチン・家事室—家事動作と福祉用具
　　キッチン・家事室—車いす使用者の作業動作・作業域
　　キッチン・家事室—シンク，レンジ，収納棚の位置
　　キッチン・家事室—日本の住宅事例
　　個室・寝室・居間—起居動作と福祉用具
　　個室・寝室・居間—医療的ケア空間
　　個室・寝室・居間—ベッド・家具の機能寸法，環境制御・通報システム
　　個室・寝室・居間—医療的ケア空間
　　個室・寝室・居間—日本の住宅事例
　５章　施設空間
　　集会・会議施設—計画の要点
　　集会・会議施設—車いす使用者対応
　　集会・会議施設—視覚障害者対応
　　集会・会議施設—聴覚障害者対応
　　商業施設
　　図書館
　　郵便局・銀行
　　スポーツ施設
　　業務施設
　　宿泊施設
　　博物館・美術館
　　障害疑似体験空間
　　園芸・ガーデン・公園
第II編　建物編
　１章　ハウスアダプテーション
　　概要
　　英国の制度と日本の課題
　　障害とホームエヴァリュエーション
　　関連支援制度
　　公的介護保険
　　英国の事例
　　日本の事例（独立住宅）
　　日本の事例（集合住宅）
　２章　福祉（高齢者）施設
　　制度の概要と施設の変遷
　　居住施設における内外の連続
　　グループホーム，グループリビング
　３章　学校
　　概要
　　インクルーシブ・スクール
　　視覚障害児の教育環境
　　知的障害児・重度重複障害児の教育環境
　　聴覚障害児の教育環境
　　肢体不自由児の教育環境
　　寄宿舎・寮
　　大学におけるバリアフリー環境
　４　子ども病院
　　概要
　　性能基準
　　遊び・学び・プリパレーションのための空間
　　病室/家族のための生活・学習スペース
　　ファミリーハウス
　　国内事例
　　海外事例
　５章　交通施設・まちづくり
　　交通施設—移動制約
　　交通施設—公共交通システム（バスなど）
　　交通施設—交通バリアフリー法によるガイドライン（駅舎・車両）
　　交通施設—交通バリアフリー法によるガイドライン（道路）
　　交通施設—歩行空間のバリアフリー化
　　交通施設—公共交通施設の移動円滑化ガイドライン
　　まちづくり—視覚障害者の歩行環境
　　まちづくり—高齢者・身体障害者対応
第III編　用語・法制度編
　　用語—老年・老年学
　　用語—身体関連・アクティビティ
　　用語—デザイン概念・デザイン
　　用語—各国の住宅・居住施設タイプ
　　法制度—各国の法・規制・規格の動向
　　法制度—長寿社会対応住宅設計指針
　　法制度—高齢者の居住の安定確保の関する法律（高齢者が居住する住宅の設計に係る指針）
　　法制度—住宅の品質確保の促進等に関する法律
　　法制度—ハートビル法
　　法制度—交通バリアフリー法

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