内容紹介
明解で簡潔な一連の実験を提示し、正確な観察と演繹的な推理力を養う定番テキスト。ユニークで革新的な技法・試薬・実験・問題を多く取り入れ、インターネットの利用や環境への配慮等新時代に対応する内容を充実。
目次
1 実験準備
2 実験室での安全対策と廃棄法
テクニック
3 結晶化
4 融点,沸点と屈折率
5 蒸留
6 水蒸気蒸留
7 真空蒸留と昇華
8 抽出:紅茶とコーラシロップからのカフェインの単離
9 薄層クロマトグラフィー:鎮痛剤の分析とトマトペーストからリコペンの分離
10 カラムクロマトグラフィー:コレステリルアセタートとフルオレノン
11 アルコールからアルケンガスクロマトグラフィーによる混合物の分離
12 赤外吸収スペクトル
13 核磁気共鳴スペクトル
14 紫外吸収スペクトル
15 分子力学とコンピューター化学
脱離,置換,付加重合
16 SN2反応:1‐ブロモブタン
17 ハロゲン化アルキルの求核置換反応
18 アルカンとアルケン:1‐クロロブタンのラジカル塩素化
19 アルコールからアルケン:シクロヘキサノールからシクロヘキセン
20 臭素化と脱臭素化:コレステロールの精製
酸化と還元
21 酸化:シクロヘキサノールからシクロヘキサノン
22 シトロネロールからプレゴン:クロロホルム酸ピリジニウムによる酸化
23 接触水素添加
24 2‐メチルシクロヘキサノンの水素化ホウ素ナトリウムによる還元:コンホメーション解析における問題
25 コレステロールのエポキシ化
芳香族置換と脱離
26 安息香酸メチルのニトロ化
27 ベンゼンとジメトキシベンゼンのFriedel-Craftsアルキル化:ホスト‐ゲストの化学
28 アルデヒドとケトン
29 アルドール縮合によるジベンザルアセトンの合成
30 フェニルメタノールと安息香酸のGrignard剛性
31 Wittig反応とWitting-Horner反応
32 エステル化と加水分解
33 アセチルサリチル酸(アスピリン)
34 アミン類
35 鎮痛剤(錠剤)の成分の分離と精製:アスピリン,カフェイン,アセトアミノフェン
36 Sandmeyer反応:4‐クロロトルエンと2‐ヨード安息香酸
37 ニトロベンゼンからスルファニルアミドの合成
38 染料と染色
39 マルチウスイエロー
Diels-Alderと関連反応
40 Diels-Alder反応
1,2‐ジフェニルエタン誘導体:多段階合成
41 ベンゾイン縮合:シアン化物イオンとチアミンによる触媒
42 硝酸酸化.ベンゾインからベンジルの調製.複素環の合成:ジフェニルキノキサリン
43 ケトンの水素化ホウ素還元
44 2,2‐メジチル‐1,3ジオキソランの合成
45 1,4‐付加反応:ベンジルの還元的アセチル化
46 アルケンからアルキンの合成.ブロム化と脱臭化水素:スチルベンとジフェニルアセチレン
47 Perkin反応:α‐フェニルケイ皮酸の合成
48 脱炭素:cis‐スチルベンの合成
光化学反応
49 化学発光:サイリュームとルミノールの合体
50 光化学反応:ベンゾピナコールの合成
51 リコペンとβ‐カロテンの単離
52 天然物の合成:シュードペリティエレントエレンとカンファー
53 ポリマー(重合体):合成と再生利用
54 有機定性分析
55 化学文献の検索