高速液体クロマトグラフィーハンドブック 改訂2版

高速液体クロマトグラフィーハンドブック 改訂2版

著者名 日本分析化学会関東支部
発行元 丸善出版
発行年月日 2000年03月
判型 A5 210×148
ページ数 864ページ
ISBN 978-4-621-07599-9
Cコード 3043
ジャンル 化学・化学工学

内容紹介

基礎から応用まで、高速液体クロマトグラフィーの全容がわかる実用的なハンドブック。医学・薬学・理学・工学・農学など広い分野の分析技術者・研究者の実用に留意。基礎編、実務編、データ編、付録で構成。基礎理論の記述は必要最小限にとどめ、実務編およびデータ編に重点をおいて編集。

目次

I 基礎編
 1 総論
  1・1 クロマトグラフィーの歴史
  1・2 HPLCの展望
  1・3 液体クロマトグラフィーの種類と特徴
  1・4 カラムと充填剤
  1・5 装置とシステム
  1・6 用語
 2 HPLCの分離の基礎
  2・1 HPLCの分類
  2・2 分離の基礎理論
 3 装置
  3・1 装置の基本構成
  3・2 溶離液槽および脱気装置
  3・3 ポンプおよびグラジエント送液システム
  3・4 試料導入装置と試料自動前処理
  3・5 カラム,カラム部品およびカラム恒温槽
  3・6 ポストカラム反応系および流路部品
  3・7 検出器
  3・8 分取装置
  3・9 データ処理装置
  3・10 システムの構成およびシステムコントローラー
  3・11 LC/MS
 4 カラム
  4・1 カラムの種類と構造
  4・2 カラム充填剤
  4・3 特殊な充填剤カラム
 5 移動相溶媒
  5・1 移動相溶媒の性質
  5・2 液―固クロマトグラフィーの移動相溶媒
  5・3 液―液クロマトグラフィーの移動相溶媒
  5・4 イオンクロマトグラフィーの移動相培養
  5・5 サイズ排除クロマトグラフィーの移動相溶媒
  5・6 超臨界流体
  5・7 溶離法
 6 データ解析
  6・1 データ解析装置の種類と構成
  6・2 コンピューターベースのシステム
  6・3 実際のシステムに要求されること
II 実務編
 7 装置の調整
  7・1 装置の組立て
  7・2 装置の保守と管理
  7・3 その他の注意事項
 8 移動相
  8・1 移動相選択の目安
  8・2 市販の移動相溶媒
  8・3 移動相溶媒の調製
  8・4 移動相溶媒廃液
 9 カラムの調製と評価の実際
  9・1 充填剤の製造法
  9・2 カラム充填法
  9・3 カラムの評価方法
  9・4 カラムの性能に影響を与える実施例
  9・5 カラムのトラブル処理
  9・6 カラムの保管
 10 試料の取扱いと調製
  10・1 序論
  10・2 試料の取扱い
  10・3 試料の採取(サンプリング)
  10・4 試料の保存
  10・5 試料の調製(前処理)
  10・6 回収率算定操作
  10・7 試料の導入条件
  10・8 試料の直接注入法
  10・9 カラムスイッチング法
  10・10 まとめ
 11 検出方法
  11・1 誘導体化
  11・2 間接検出
  11・3 LC/MS
  11・4 オンカラム検出
 12 定性・定量と物性測定
  12・1 定性分析
  12・2 定量分析
  12・3 試料化合物の物性の特性
 13 分取法
  13・1 分取の目的
  13・2 分取のためのHPLC装置基本構成
  13・3 微量成分の分取
  13・4 大量分取
  13・5 リサイクルクロマトグラフィー
  13・6 カラムスイッチング法
 14 データ解析の実際
  14・1 データ解析用プログラム運用の実際
  14・2 実際の使用例
  14・3 ケモメトリックス適用
 15 分析の信頼性
  15・1 分析の信頼性と評価
  15・2 装置・機器の信頼性
  15・3 据え付け時の適格性
  15・4 使用時/稼働時の適格性
  15・5 バリデーションとキャリブレーション
  15・6 システム適合性
  15・7 分析法バリデーション
  15・8 バリデーションのパラメータとバリデーションの方法
  15・9 分析法バリデーションの文書・記録
III データ編
 16 標準物質の分離例
  16・1 炭化水素,フラーレン
  16・2 アルコール,フェノール
  16・3 アルデヒド,ケトン
  16・4 有機酸,エステル
  16・5 アミノ酸
  16・6 ペプチド,タンパク質
  16・7 糖,糖アルコール
  16・8 核酸関連化合物
  16・9 アミン,アルカロイド
  16・10 ステロイド,胆汁酸
  16・11 脂肪酸,脂質,プロスタグランジン
  16・12 ビタミン
  16・13 医薬品,香粧品
  16・14 農薬,防カビ剤
  16・15 食品添加物 
  16・16 合成高分子,界面活性剤
  16・17 無機イオン,金属錯体
  16・18 カビ毒,藍藻毒
  16・19 環境汚染物質,環境ホルモン,植物ホルモン
  16・20 光学異性体
  16・21 その他
 17 無機化合物の分析
  17・1 金属イオン
  17・2 陰イオン
 18 生体関連低分子化合物の分析
  18・1 糖
  18・2 脂質
  18・3 アミノ酸
  18・4 生体アミン(カテコールアミン,ヒスタミン,ポリアミン)
  18・5 核酸類
  18・6 その他
 19 生体高分子の分析
  19・1 生体高分子試料の取扱いとカラムの選択
  19・2 生体高分子の分離モード
  19・3 タンパク質,ペプチドの高速液体クロマトグラフィー
  19・4 核酸,オリゴヌクレオチ(シ)ドの高速液体クロマトグラフィー
  19・5 多等および糖類の高速液体クロマトグラフィー
 20 医薬品の分析
  20・1 神経系薬
  20・2 循環器官用薬
  20・3 呼吸器官用薬
  20・4 消化器官用薬
  20・5 制がん薬
  20・6 ビタミン・ホルモン薬
  20・7 抗生物質
  20・8 抗真菌・抗ウイルス・抗マラリヤ
  20・9 その他
 21 食品の分析
  21・1 主成分
  21・2 食品添加物
  21・3 その他
 22 環境試料の分析
  22・1 大気試料
  22・2 水試料
  22・3 底質,土壌など
 23 有機工業試薬の分析
  23・1 界面活性剤の種類と用途・特徴
  23・2 界面活性剤の高速液体クロマトグラフィー
 付録
  付録1 高速液体クロマトグラフ分析通則(JIS K 0124-1994)
  付録2 高速液体クロマトグラフの性能表示方法(JAIMAS 0005-1984)
  付録3 イオンクロマトグラフ分析通則(JIS K 0127-1992)
  付録4 液体クロマトグラフ法(第13改正日本薬局方一般試験法,1996)
  付録5 分析法バリデーション(第13改正日本薬局方 参考情報,1996) 

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定価:22,000円
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