運動科学

運動科学

アスリートのサイエンス
著者名 小田 伸午
発行元 丸善出版
発行年月日 2003年02月
判型 四六 188×128
ページ数 234ページ
ISBN 978-4-621-07175-5
Cコード 1375
NDCコード 780
ジャンル 科学一般

内容紹介

運動は頭で理解して感じで実践する。科学に感覚を巻き込んだ二軸運動理論のすべてを、運動生理学、解剖学、神経科学の側面から解き起こし、スポーツバイオメカニクスのデータや図版を豊富に交えながら分かりやすく解説。

目次

第1章 筋力発揮の科学
 太い筋肉は筋力が強い/参加する筋線維の数/筋線維タイプ/力とスピードの関係/特異性
第2章 運動時のエネルギー供給のしくみ
 はじめに/ATP(アデンシン三リン酸)/無酸素性エネルギー供給システム/有酸素性エネルギー供給システム/乳酸性作業閾値(LT)/なぜ急に血中乳酸濃度が上がるのか/LTとマラソンのタイムの相関/八田先生からの寄稿
第3章 脳と運動の科学的基礎
 力か技か/一対一か,一対複数か/ポピュレーション・コーディング/力発揮と脳/意識と運動
第4章 ヒトの身体の動き
 筋肉はどこからどこまでついているか/筋肉は関節をまたいでついている/部位を鍛える筋トレ/筋肉を線で書く/肘の屈曲/腕の側方挙上(型の外転) /膝の伸展/肩の水平位内転と肘の伸展/膝の屈曲/腰を回すとは?/安定して立つ/中心軸感覚/二軸感覚/世界の二軸キック/腕は肩からついているのではない/肩甲帯/クロールも胸鎖関節
第5章 走運動の科学
 脚の後方スイング/マック式スプリント・ドリル/ターンオーバー/錯覚/客観から主観へ/後ろに蹴っているか?/個性はあっても基本は一つ/足首で蹴らない/自然の動き(伸張反射)/蹴る日本人、蹴らない世界のトップ/誤った認識/股関節にかかる力の向き/中心軸走法と二軸走法/尻を前に押す/スケーティングを学んだモーリス・グリーン選手/股関節の外旋
第6章 各種スポーツにみる二軸動作
 常歩/モーリス・グリーン選手も常歩/幼児の動きは二軸/なんば歩き/江戸時代の浮世絵にみる動き/片踏み/なんばと常歩/砲丸投げ――世界と日本の差は力ではない/形の美にみる黄金比と白銀比/円盤投げ/野球の投げ動作/イチロー選手も二軸人/二軸運動の反対側の腕/清水宏保選手も二軸動作
 第7章 学生レポート紹介
  音楽、芸能活動/股関節と胸鎖関節/二軸感覚/二軸動作の反対側の腕/股関節外旋/二人の学生からの寄稿文〔二軸ドラマーを目指すF君/二軸ウォーカーS君〕
■読者からの質問――二軸動作Q&A

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