地球環境読本

地球環境読本

人間と地球の未来を考えるための30のヒント
著者名 加藤 尚武
発行元 丸善出版
発行年月日 2001年07月
判型 四六 188×128
ページ数 220ページ
ISBN 978-4-621-08332-1
Cコード 0036
ジャンル 科学一般

内容紹介

現代の地球的規模の主要な環境問題と、それに関連する興味深い話題(足尾銅山鉱毒事件から水俣病まで)を取り上げ、環境破壊の事例をたどり、環境を守るとは、問題解決の糸口は、など読者が環境問題を考える上でのヒントを提示する。

目次

I 宇宙船「地球号」の前途
 第1話 イースター島「モアイ像」の語りかけるもの  
 第2話 一年に数万種類の生物が絶滅している
 第3話 レバノン杉とシュメール文明  
 第4話 二酸化炭素急増が招く「酸素欠乏時代」
 第5話 「狂牛病」の告げる未知の病因                  
II 大気と雨とオゾン層
 第6話 地球温暖化で水没する島々
 第7話 日光浴ができなくなるオゾン層の破壊
 第8話 湖に魚をすめなくした酸性雨
III 土壌と食物連鎖
 第9話 土壌の劣化、荒廃――生物の連鎖の分断
 第10話 島では生物が絶滅しやすい――人間による外来種の導入
 第11話 アリゾナのシカとオオカミ
 第12話 ハンバーガー・コネクションと熱帯林
IV 人為的災害からの教訓
 第13話 世界を震撼させたチェルノブイリ原子力発電所事故
 第14話 水俣病/イタイイタイ病と企業責任
 第15話 カネミ油症事件/森永ヒ素ミルク事件
V 人口増加と経済発展
 第16話 マルサスの「人口論」が提起したもの
 第17話 二一世紀に食糧不足は起こるのか
 第18話 中国・アジアの環境問題
VI 「循環型社会」への転換
 第19話 「コモンズ(共有地)の悲劇」と「囚人のジレンマ」
 第20話 「かけがえのない地球」と人間の責任
 第21話 「持続可能性」とは何か――ブルントラント委員会
VII 法律・経済・技術の新しい手法
 第22話 自動車で人間は得をいしたか損をしたか
 第23話 バルディース号事故の損害額を決める
 第24話 ラブ・キャナル事件をスーパーファンド法
 第25話 環境会計と企業意識
 第26話 ISO14001とは
 第27話 クリーン・エネルギーの展望
VIII 環境保護の先駆者たち
 第28話 足尾銅山鉱毒事件における田中正造
 第29話 アルド・レオポルドと土地倫理
 第30話 レイチェル・カーソン――詩人のペンをもった科学者 

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定価:1,980円
(本体1,800円+税10%)
在庫:品切れ・重版未定

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