内容紹介
西アフリカのひとりの少年に端を発し、広範囲へ感染が拡大したエボラ出血熱。今回の流行では2015年1月現在、死者8千人以上、感染者2万人以上にのぼり、世界的に深刻な状況に陥っている。西アフリカの風土病と考えられていた感染症がなぜ世界へ広がってしまったのか? それはエボラウイルスの感染の特徴や、西アフリカ地域の風習、医療体制など複数の要因から引き起こされていた。BBCが西アフリカ現地へ赴き、治療にあたった医師や看護師、克服した元患者、治療薬の開発に携る研究者へ取材。エボラ出血熱と闘う勇気ある人々の姿を追った。