ナノテクノロジーが拓く未来の医療
著者名 | 片岡 一則 編著 |
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発行元 | 丸善プラネット |
発行年月日 | 2017年12月 |
判型 | 四六 188×128 |
ページ数 | 272ページ |
ISBN | 978-4-86345-363-0 |
Cコード | 0347 |
内容紹介
体内病院への夢!とは。「必要な時に、必要な部位で、必要な機能」を「いつでも、どこでも、誰にでも」身体的・経済的負担を最小限にしながら必要な検出/診断/治療を提供する事。人々が自律的に健康になれる社会を目指すためにもウイルスサイズのナノマシンが私たちの体内を隈なく巡回し健康管理をしてくれる。それが夢の体内病院(In-body hospital)です。本書では、それを可能にするナノテクノロジーに立脚した次世代医療技術を紹介します。
目次
第1章 ナノプローブ(診断を志向する)/遺伝子を蛍光検出するナノプローブの開発/遺伝子の一塩基を認識する技術とその応用/りん光を用いた生体内酸素レベル計測/第2章 治療のためのドラッグキャリア/ウイルスの殻を模倣した薬物輸送材料/ バイオナノカプセル:ウイルスを模倣したドラッグデリバリーシステム/ウイルスから学ぶ細胞認識の精度とナノメディシンへの応用/細胞シグナル応答型DDSシステム/第3章 新たな展開(新しいナノメディア材料作り)/はじめに: ナノメディシン材料の設計/環状高分子を利用した新奇ナノメディシン材料/ナノ粒子でつくるワクチン/生物進化をまねた分子部品の設計/ RNAナノデバイスの設計と医療応用/ 病態モデル細胞の創成と新展開〜未来のナノメディシンに資する新しい細胞編集技術