内容紹介
本書は、著名な日本の経営者である著者の、富士通での経験をもとにした講演録、半導体検査装置大手メーカー、アドバンテストにおいて12年間社長を務めた時代に毎月直接社員に語りかけた貴重な講話、などを中心にまとめた一冊。そして書名の「玉響」とは、「玉がふれ合ってかすかに音をたてる意」「ほんのしばらくの間、一瞬」を表現する万葉集など古い歌にも詠まれる言葉です。過ごしてきた80余年という長い年月もあっと言う間の玉響の時ではないかという著者の思い、その時の流れの中で折々に綴った随想も収録しています。
目次
第一章 随想/第二章 縁(えにし)/第三章 ビジネス余話/第四章 未来に向けて[提言]/第五章 社長の一言/第六章 半導体と国際競争/第七章 企業価値を高める経営