内容紹介
散乱問題ではベクトルポテンシャルを持つDirac方程式がKleinパラドックスと呼ばれるおかしな現象を起こすが、束縛問題ではどうなのか。相対論的運動方程式であるDirac方程式においてポテンシャルが引き起こすおかしな解について様々な角度から論究する至高の一冊。
目次
1. はじめに/2. Kleinパラドックス/3. 中心力ポテンシャルを持つ3次元のDirac方程式/4. 正の整数次数ポテンシャルr n/5. 多項式展開で解ける例/6. Dirac方程式の非相対論的近似/7. 負の整数次数ポテンシャル/8. おわりに