内容紹介
本書は、集合住宅内の音環境に関する苦情やトラブルの未然防止、さらには紛争に至ってしまった場合の早期解決に資することを目的としています。集合住宅の供給の流れである企画・設計・施工・販売・入居を対象に、入居後の音に関するトラブルの内容・原因・責任・対応方法について、豊富な事例を交えながら、消費者・居住者の理解の助けにもなるよう整理しました。
目次
序章 本書の刊行目的
第1章 対象となる音源の種類と特徴
第2章 音響性能評価尺度と評価量
第3章 住戸内の音環境に対する居住者反応・評価
第4章 設計目標値の設定
第5章 音響性能目標値に対する遮音設計方法
第6章 音響性能の検証方法
第7章 音響性能に関する目標値設定・設計・監理上の問題
第8章 集合住宅の音の不具合に関する電話相談
第9章 外壁・界壁の透過音(空気音)に関わる苦情発生の要因と対応
第10章 床衝撃系生活音・開口衝撃音に関わる苦情の要因と対応
第11章 建築設備機器等による発生音に関わる苦情の要因と対応
第12章 苦情の発生に伴う音響測定時の留意点
第13章 裁判例
第14章 基礎的音響関連用語の説明