内容紹介
朴澤三代治は、明治初期に活躍した教育家です。仙台に学校「松操私塾」を創立し、女子生徒に裁縫教育を施しました。手に職をつけ、社会で生き抜いていく力をもつ強い人材を輩出し続けた「松操私塾」は、現在の明成高等学校、仙台大学の前身です。明治初期当時、国家的課題であった、女子の就学率向上に大きく貢献した朴澤三代治は、今年で没後120年にあたります。仙台・伊達家の末裔にあたる著者による、日本の近代教育の知られざる側面を綴った一冊になります。
目次
第一章/朴澤八百年の歴史と松操私塾開学までの歩み 第二章/近代日本の女子教育を牽引、松操学校 付 録/朴沢学園前史 朴沢学園歴史年表 朴澤家略系図