内容紹介
8学会合同による「東日本大震災合同調査報告」の建築編4を刊行。木造建築物では、地震動と被害分布の関係や津波の被害分布を整理するとともに、耐震補強した建築物の被害と地震応答解析結果なども比較・考察しています。歴史的建造物の被害では、文化庁「文化財ドクター派遣事業」により、官学共同の大規模な被災調査を実現し、文化財建造物の被害状況はもとより、未指定を含む約4,500棟の被害調査結果を詳細に紹介しています。
目次
木造建築物
第1章 木造建築物の被害の概要とその背景
第2章 各地の被害分布
第3章 構法・建築年代と地震動被害の形態
第4章 個別建築物の地震動被害
第5章 建築工法・年代と津波被害
第6章 津波浸水深と被害の分布
第7章 個別被害と津波波力推定
第8章 まとめ
歴史的建造物の被害
第1章 建築歴史・意匠委員会の取り組み
第2章 指定文化財建造物の被害
第3章 地域別の被害
第4章 歴史地区の被害
第5章 主な被災建造物
第6章 歴史的建造物を災害から守るために