内容紹介
マルセル・モースに始まる贈与論の系譜。それをカトリックの立場から新たに展開しているのが、現象学者ジャン=リュック・マリオンである。デリダとも論争を繰り広げたマリオンの哲学を、直接薫陶を受けた岩野卓司(本学法学部教授)が本邦初紹介しつつ、現在さまざまな方面で注目を集めている「贈与」という概念を問い直す。各章冒頭に中沢新一によるイントロダクションを収録。
目次
第1章 贈与の現象学
第2章 デリダvsマリオン——贈与をめぐる論争
第3章 キリスト教と贈与
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