内容紹介
オペラは音楽と脚本[リブレット]からできている。脚本のことを知れば、オペラの楽しさは2倍、3倍にも! モーツァルト、ロッシーニ、ドニゼッティ、ヴェルディ、プッチーニとともにオペラを作り上げてきた脚本家たちの才能と人生を描く本邦初の試み。ストーリーのみならず、歌詞の隠された意味までわかる。オペラ愛好家に捧げる、オペラの新しい愉しみ方の提案です!
目次
第1章 脚本(リブレット)が先か、音楽が先か
第2章 脚本に介入するプッチーニ —《ラ・ボエーム》とイッリカ、ジャコーザ
第3章 検閲と闘うヴェルディ —《リゴレット》とピアーヴェ
第4章 ロマン派を予言するドニゼッティ —《愛の妙薬》とロマーニ
第5章 性別を超えるロッシーニ —《チェネレントラ》とフェッレッティ
第6章 挑発を愉しむモーツァルト —《フィガロの結婚》とダ・ポンテ
終 章 こうしてオペラは始まった