内容紹介
欧米の社会学の発展を友愛・連帯・平等・公正などの理念の展開を基軸にして捉え、それに先導され、それを消化しながら日本の社会学が進展してきた過程をたどるほか、近代日本において福祉思想を説いた社会学者を取り上げる。
目次
序章 社会学史と社会福祉
第I部 福祉社会の理念
第1章 友愛・博愛・愛他主義
第2章 生・共生・他者の生への配慮
第3章 大衆社会論以前・以後
第4章 脱産業社会としての福祉社会
第II部 福祉社会学の先蹤
第5章 日本社会学の形成とキリスト教
第6章 米田庄太郎の人間愛思想をめぐって
第7章 浅野研真の仏教の社会学と社会事業史
第8章 富田富士雄の福祉社会学