内容紹介
MITの学部学生向けの講義から生まれた教育的な弦理論の教科書。《基礎編》では相対論的な開弦および閉弦の基本的な量子化までを丁寧に解説する。まず特殊相対論と光錐座標系,高次元時空,余剰次元のコンパクト化などの背景概念を導入し、非相対論的な弦の力学を復習する。そして相対論的な点粒子や弦の古典論を論じ、それらに対して光錐量子化を施して、Lorentz不変性の要請から弦理論の臨界次元が決まることや、弦の量子状態として光子や重力子が現れることなどを見る。最終章では超対称性を導入した超弦理論の考え方を簡潔に紹介する
目次
第1章 緒論
第2章 特殊相対性理論・光錐座標系・余剰次元
第3章 様々な次元における電磁気学と重力
第4章 非相対論的な弦
第5章 相対論的な点粒子
第6章 相対論的な弦
第7章 弦のパラメーター付けと古典的な運動
第8章 世界面カレントと保存量
第9章 相対論的な光錐弦
第10章 各種の光錐場とボゾン
第11章 点粒子の光錐量子化
第12章 相対論的な量子開弦
第13章 相対論的な量子閉弦
第14章 超弦理論入門
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