記憶の中のソ連

記憶の中のソ連

中央アジアの人々の生きた社会主義時代
著者名 ティムール・ダダバエフ
発行元 筑波大学出版会
発行年月日 2010年09月
判型 A5 210×148
ページ数 288ページ
ISBN 978-4-904074-16-9
Cコード 3031
NDCコード 230
ジャンル 人文科学 >  歴史学

内容紹介

帝政ロシアの植民地であった中央アジアは、1917年のロシア革命による社会主義化と、1991年のソ連解体にともなう独立国家の誕生という、世界でも例をみない二つの大規模な変革を経験した。本書は、ソ連の誕生から崩壊に至る70年間の歴史を、ウズベキスタンの人びとに焦点をあて、人びとの記憶の観点から考察したものである。彼らが語る「記憶の中のソ連」とはどのような世界なのだろうか。直接インタビューにより、人びとの生の声を掘り起こした労作。

目次

序 章
第1章 近現代史の概観
第2章 スターリン時代におけるソビエト化と一般国民の生活
第3章 第二次世界大戦
第4章 スターリンの死と時代の終わり
第5章 停滞の時代か、黄金時代か
第6章 ソ連時代のコミュニティ観―マハッラの事例から
第7章 宗教と社会
第8章 ソビエト国民の諸相:民族と言語
第9章 独立後に現れたノスタルジー
おわりに
参考文献
あとがき
索引

定価:4,180円
(本体3,800円+税10%)
在庫:品切れ・重版未定