内容紹介
複合構造は,橋梁構造のみならず港湾・海岸構造や基礎構造など広い分野に利用されており,鋼構造およびコンクリート構造に継ぐ第三の構造としての位置を占めるようになってきています. 土木学会では,コンクリート委員会,構造工学委員会,鋼構造委員会による連合小委員会を設置し,鋼・コンクリート複合構造に関する調査・研究活動を行ってきました.その活動成果のひとつが,本書「鋼・コンクリート複合構造の理論と設計」です. 基礎編では,複合構造に関する基本事項と,合成,SRCおよび混合の各構造の理論を中心に記述しています.
目次
1章 総論
2章 材料の性質
3章 合成作用と合成部材
4章 合成構造へのプレストレッシング
5章 温度変化,乾燥収縮およびクリープなどの影響
6章 合成はり
7章 合成柱
8章 合成板
9章 合成ラーメン,合成アーチおよび合成シェル
10章 鉄骨鉄筋コンクリート構造
11章 混合構造