続・図書館空間のデザイン

続・図書館空間のデザイン

実践3事例とICT導入法
著者名 益子 一彦
発行元 丸善出版
発行年月日 2018年01月
判型 B5 257×182
ページ数 152ページ
ISBN 978-4-621-30223-1
Cコード 3052
NDCコード 525
ジャンル 土木・建築

内容紹介

公共図書館の多くは1970年代後半から90年代にかけて建設され、書籍・雑誌を中心とした資料の収集・保存・提供を目的とした空間設計がなされていた。2000年代以降は社会状況、技術環境の急激な変化・進展にともない、リノベーション、コンバージョン(用途変更)が数多くなされてきたが、未だ多くの図書館が暗中模索の段階にある。 そこで本書は、安城市中心拠点施設、野々市市文化交流拠点施設、玉野市立図書館、武蔵野市立吉祥寺図書館、砺波市立図書館といった5つの先進的な事例をもとに、ICTをうまく取り入れながら図書館機能の複合化を図り、自治体が抱える課題に応える実践的な方策を多数の図版を通して紹介。

目次

第1章 図書館建築の実践と課題
 1.変化の中での実践
 2.公共図書館の潮流
 3.新たな図書館建築の実践
第2章 安城市中心市街地拠点施設 アンフォーレ
 1.敷地
 2.事業の概要
 3.外観のデザイン
 4.内部空間の基本構成
 5.ひろば・公園・外周道路
第3章 野々市市文化交流拠点施設 学びの杜ののいいち カレード
 1.敷地
 2.事業の概要
 3.この施設が目指したもの
 4.愛称:Kaleido/カレード
 5.土地利用
 6.建物の配置
 7.外観のデザイン
 8.空間のデザイン
 9.高さの設定
 10.外部環境のデザイン
 11.建物諸元
第4章 玉野市立図書館・中央公民館
 1.岡山県玉野市
 2.事業の概要
 3.この施設がめざしたもの
 4.用途変更における様々な制約
 5.内部空間の構成
 6.内部空間のデザイン
 7.建物諸元
第5章 ICTを活用した図書館空間の計画
 1.公共図書館におけるICT
 2.ICTとそのスペースの計画
  (1)ICタグ
  (2)貸し出しと返却
  (3)返却の自動化
  (4)搬送経路の計画
  (5)予約本のためのスペースの計画
  (6)当日返却本コーナー
  (7)サービスデスクとレファレンスデスク廻りのスペース計画
  (8)貸出の自動化
  (9)利便性・快適性のためのデバイス
  (10)知識・情報の理解の促進
  (11)自動化書庫
  (12)図書館ICTの全体像
 3.ICTに対応するインフラの整備
 4.建築計画・設計のプロセス 

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在庫:品切れ・重版未定