臭素およびヨウ素化合物の有機合成

臭素およびヨウ素化合物の有機合成

試薬と合成法
著者名 鈴木 仁美 監修
マナック(株)研究所
発行元 丸善出版
発行年月日 2017年01月
判型 A5 210×148
ページ数 666ページ
ISBN 978-4-621-30123-4
Cコード 3043
NDCコード 434
ジャンル 化学・化学工学 >  化学実験
化学・化学工学 >  有機化学 >  有機化学反応・有機合成

内容紹介

医薬、農薬、色素、香料、液晶などの有機電子材料など、複雑な構造をもつ多くの機能性化合物の製造において、途中の反応段階の中間体として、臭素およびヨウ素化合物は欠かせない重要な役割を担っている。多くの場合、まずは臭素化合物、臭素化合物でうまくいかなかったらヨウ素化合物を考える。実験化学講座のハロゲン化物の中で、とくに臭素とヨウ素について、再現性かつ汎用性の高い反応を、古くから利用されてきた定番のものから、最新のものまで掲載。試薬を中心に合成法を分類し、試薬の性質の詳しい記述や具体的な合成例、反応機構などを適所に取り入れて解説している。包括的な内容にすることで、読者の理解を深め、知識の活用を助けられるようにしている。また、方法論を網羅的に取り入れ、反応条件、収率、文献まで含めた表形式にまとめることによって、読者が合成法を設計しやすいように工夫した。

目次

第1部 有機臭素化合物の合成
 1 臭素とは
 2 臭素化合物の合成
  2.1 単体臭素を用いる合成
  2.2 臭化水素を用いる合成
  2.3 臭化リンを用いる合成
  2.4 N-ブロモ化合物を用いた合成
  2.5 オニウムトリブロミドを用いる合成
  2.6 金属臭化物を用いる合成
  2.7 次亜臭素酸や臭素酸を用いる合成
  2.8 ブロモアルカンを用いる合成
  2.9 ブロモケトン,ブロモエステル,ブロモニトリルを用いる合成
  2.10 ハロゲン化臭素を用いる合成
  2.11 臭化ホウ素,臭化シアン,臭化ケイ素などを用いる合成
  2.12 臭化チオニルや臭化アシルを用いる合成
  2.13 有機金属化合物を用いる合成
  2.14 ジアゾニウム塩を経由する合成
  2.15 ジアゾおよびアジド化合物を用いる合成
  2.16 ポリブロモ化合物の脱ハロゲンを利用した合成
  2.17 臭素原子の転位を利用した合成
  2.18 ハロゲン交換を利用した合成
  2.19 脱炭酸,脱ニトロ,脱スルホン酸などを利用した合成
  2.20 高原子価臭素化合物を用いる合成
第2部 有機ヨウ素化合物の合成
 1 ヨウ素とは
 2 ヨウ素化合物の合成
  2.1 単体ヨウ素を用いる合成
  2.2 ヨウ化水素を用いる合成
  2.3 ヨウ化リンやヨウ化ホスホニウムを用いる合成
  2.4 ハロゲン化ヨウ素を用いる合成
  2.5 N-ヨード化合物を用いる合成
  2.6 金属ヨウ化物を用いる合成
  2.7 次亜ヨウ素酸、ヨウ素酸、過ヨウ素酸を用いる合成
  2.8 ヨードアルカンやポリヨードアルカンを用いる合成
  2.9 有機金属化合物を用いる合成
  2.10 アゾ化合物,ジアゾ化合物,ジアゾニウム塩を用いる合成
  2.11 アジ化ヨウ素,ヨウ素イソシアナート,ヨウ化ニトリルを用いる合成
  2.12 ポリヨード化合物の脱ハロゲンを利用した合成
  2.13 ヨウ素原子の転位を利用した合成
  2.14 ハロゲン交換による合成
  2.15 脱炭酸を利用した合成
  2.16 高原子価有機ヨウ素化合物

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