内容紹介
本書では、アメリカと宗教の関係について取り上げる。アメリカは、世界中からさまざまな人々が移住してできた多民族国家であり、そのため信じられている宗教もさまざまだ。だが、国の重要な行事には決まって『聖書』が登場し「宣誓」を行う。ほかにも、あらゆる場面で聖書が登場し、神(God)という言葉が多く使われる。ここに多民族国家アメリカの宗教に関するひみつが隠されている。現在、世界には宗教が原因となって紛争が続いている地域がある。アメリカでも、2001年に起こった「9.11アメリカ同時多発テロ」ののち、テロが宗教の対立から生まれているという考えが出てきた。宗教は本来、人の幸せを目指すものであるにもかかわらず、なぜ宗教をめぐって不幸が起こるのか。そうしたことについてもお茶の間で人気の池上彰氏が、やさしくわかりやすくていねいに解説する。
目次
PART1 アメリカ合衆国とキリスト教
アメリカで信じられている宗教は?
アメリカ合衆国の建国とキリスト教とのかかわり
アメリカ人とキリスト教の関係は
大統領とキリスト教のかかわり
◆コラム◆ 神に祈った歴代大統領
アメリカ国内のキリスト教の宗派
キリスト教原理主義とは?
科学とキリスト教のかかわり
PART2 キリスト教以外の宗教とアメリカ
アメリカとユダヤ教
アメリカとイスラム教
◆コラム◆ マルコムXとキング牧師
PART3 アメリカ社会と宗教のこれから
宗教のちがいを尊重しようとするアメリカ
9.11テロ後のアメリカと宗教のうつりかわり
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