界面の物理と化学
ブット・グラフ・カペル

界面の物理と化学

原書名 Physics and Chemistry of Interfaces Third, Revised and Enlarged Edition
著者名 鈴木 祥仁
深尾 浩次
発行元 丸善出版
発行年月日 2016年10月
判型 A5 210×148
ページ数 440ページ
ISBN 978-4-621-30079-4
Cコード 3043
ジャンル 化学・化学工学 >  物理化学 >  液晶・界面・コロイド

内容紹介

表面、界面を本質的に理解するための入門書。繊維や印刷、洗剤、化粧品、乳製品、金属、建材など、応用のどの分野でも必要となる界面の基礎を、マックス・プランク研究所高分子部門(MPI‐P)のディレクターであり、原子間力顕微鏡(AFM)を用いた研究で著名なブット教授らが丁寧に解説。水や高分子、生体膜などのソフトマターの表面現象に重点をおき、基礎方程式の導出もしっかりとなされている。数式の展開は省略せず、高度な数学の知識がなくとも界面の現象を理論的に理解できる。豊富な具体例と文献により、学生だけでなく研究者にとっても大きな助けとなる書。

目次

1 全体の緒言
2 液体表面
 2.1 液体表面の微視的描像
 2.2 表面張力
 2.3 ヤング・ラプラス方程式
 2.4 表面張力をはかる手法
 2.5 ケルビン方程式
 2.6 毛管凝縮
 2.7 核形成理論
 2.8 まとめ
 2.9 演習問題
3 界面の熱力学
 3.1 バルク系の熱力学的関数
 3.2 表面余剰
 3.3 界面をもつ系に対する熱力学的関係式
 3.4 純粋な液体
 3.5 ギブズ吸着等温線
 3.6 まとめ
 3.7 演習問題
4 電荷を持った表面と電気ニ重層
 4.1 緒言
 4.2 拡散二重層のポアソン・ボルツマン理論
 4.3 ポアソン・ボルツマン方程式を越えて
 4.4 電気二重層のギブス自由エネルギー
 4.5 電気毛管現象
 4.6 電荷をもった表面の具体例
 4.7 表面電荷密度の計測
 4.8 電気速度論的現象:ゼータ電位
 4.9 電位の種類
 4.10 まとめ
 4.11 演習問題
5 表面力
 5.1 分子間のファンデルワールス力
 5.2 巨視的固体に対するファンデルワールス力
 5.3 表面力を記述するための概念
 5.4 表面力の計測
 5.5 電気二重層による静電力
 5.6 DLVO理論を越えて
 5.7 立体相互作用と枯渇効果
 5.8 接触している球状粒子
 5.9 まとめ
 5.10 演習問題
6 接触角現象と濡れ
 6.1 ヤング方程式
 6.2 重要な濡れの幾何配置
 6.3 接触角の計測
 6.4 濡れと脱濡れのダイナミクス
 6.5 応用
 6.6 厚い膜:ある液体上での他の液体の広がり
 6.7 まとめ
 6.8 演習問題
7 固体表面
 7.1 緒言
 7.2 結晶性表面の記述
 7.3 清浄表面の準備
 7.4 固体表面の熱力学
 7.5 表面拡散
 7.6 固固界面
 7.7 固体表面の顕微鏡法
 7.8 回折手法
 7.9 分光法
 7.10 まとめ
 7.11 演習問題
8 吸着
 8.1 緒言
 8.2 吸着の熱力学
 8.3 吸着モデル
 8.4 気相からの吸着に関する実験的な観点
 8.5 溶液からの吸着
 8.6 まとめ
 8.7 演習問題
9 表面修飾
 9.1 緒言
 9.2 物理気相成長と化学気相成長
 9.3 ソフトマター蒸着
 9.4 エッチング手法
 9.5 リソグラフィー
 9.6 まとめ
 9.7 演習問題
10 摩擦,潤滑,磨耗
 10.1 摩擦
 10.2 潤滑
 10.3 摩耗
 10.4 まとめ
 10.5 演習問題
11 界面活性剤,ミセル,エマルション,泡
 11.1 界面活性剤 
 11.2 球状ミセル,シリンダー,二十膜
 11.3 マクロエマルション
 11.4 ミクロエマルション
 11.5 泡
 11.6 まとめ
 11.7 演習問題
12 液体表面上の薄膜
 12.1 緒言
 12.2 単分子膜の相
 12.3 単分子層を研究する実験手法
 12.4 ラングミュア・ブロジェット膜転写
 12.5 まとめ
 12.6 演習問題
13 回折パターンの解析
 13.1 三次元結晶での回折
 13.2 表面からの回折
 13.3 回折ピーク強度

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