極論で語る睡眠医学

極論で語る睡眠医学

Sleep Medicine
著者名 河合 真
香坂 俊 監修
発行元 丸善出版
発行年月日 2016年09月
判型・装丁 A5 210×148 / 並製
ページ数 244ページ
ISBN 978-4-621-30053-4
Cコード 3047
NDCコード 492
ジャンル 医学・薬学 >  臨床医学・内科系 >  呼吸器内科学
医学・薬学 >  臨床医学・内科系 >  神経内科学
医学・薬学 >  シリーズ医学・薬学 >  【極論で語る】シリーズ

内容紹介

著者は米国の睡眠医学臨床研究を行った唯一の日本人医師。科目横断的な疾患テーマで睡眠医学を語る。OSAS(睡眠時無呼吸症候群)、不眠、ナルコレプシー、パラソムニア、概日リズムと睡眠覚醒リズム障害などを解説。「入院病棟」「救急外来」「ICUの現場」で役立つ睡眠医学の究極のアプローチ。米国スタンフォード大学睡眠医学センター直伝の「睡眠医学」が満載。

目次

第1部 総 論
 ■1章 睡眠医学を学ぶための「極論」の前の「総論」[Introduction] 
  極論1 睡眠医学のお作法を知らずに研修期間は終わる 
  極論2 睡眠は究極のプライバシーである
  極論3 終夜睡眠ポリグラフ検査を見れば進路が変わる 睡眠そのものに興味を向けろ
  極論4 共通語を知れば, 睡眠医学に参入できる
  コラム1 睡眠医学はどうあるべきか?
第2部 外来で診る睡眠医学
 ■2章 成人の閉塞性睡眠時無呼吸症候群 診断編 [Diagnostic approach for OSAS in adult]
  極論1 OSASを知っている? ありがとう! でも謙虚であれ
  極論2 OSASを診るな,患者を診ろ
  極論3 上気道を診ないOSASの診察は無駄
  極論4 OSASは突然「出現」したり「消失」したりする
  コラム1 スクリーニングを感度の低い検査ですると,どうなるのか?
 ■3章 成人の閉塞性睡眠時無呼吸症候群 治療編 [Treatment for OSAS in adult]
  極論1 AHIをよく知ることがOSAS治療の第一歩
  極論2 CPAPは「人工呼吸器」ではない
  極論3 CPAPで効果がなくても驚くことではない
  極論4 医者の正義を押しつけない.疫学を脅しの道具に使わない
  コラム1 「CPAPミラクル」は嗜む程度.中毒になるな!
  コラム2 OSASの治療法の歴史
 ■4章 パラソムニア 睡眠中の異常行動 [Parasomnia]
  極論1 パラソムニアは「睡眠に付き従う,随伴する」ではなく,「睡眠中にするべきではない」行動
  極論2 泥酔とパラソムニアは似ている
  極論3 パラソムニアが生じる必要条件を考えろ 
  極論4 本物の睡眠専門医の出番   
  コラム1 中枢パターン発生器(central pattern generator)って?
 ■5章 ナルコレプシー [Narcolepsy]
  極論1 知らない疾患は絶対に診断できない
  極論2 神経伝達物質を理解しなければ,診断も治療もできない
  極論3 オレキシン・ハイポクレチンが「一番偉い」
  極論4 REM睡眠は「かわいい」が「無防備で危険」
  極論5 メチルフェニデートだけを畏れるな.ドパミン作動薬すべてを敬い畏れよ
  コラム1 オレキシン? ハイポクレチン? さあどっち?
 ■6章 レストレスレッグズ症候群(下肢静止不能症候群)もしくはWillis‒Ekbom病[RLS/WED] 
  極論1 ああ,もう「むずむず」とか,「脚」とか,「レッグス」とか,「レッグ」とかやめてくれ!
  極論2 どうして「気のせい」では済ませられないのか?
  極論3 簡単に「診断できる…」はずがない
  極論4 原因がよく分からないのに治療していることを畏れよ
  コラム1 疾患命名法
第3部 境界領域で診る睡眠医学
 ■7章 救急外来における睡眠医学 [Emergency room]
  極論1 救急外来の「眠れません」は「眠れない」ことが問題ではない 
  極論2 ブレーキ痕がない交通事故では睡眠を絶対に忘れない 
  極論3 救急医が今そこで,燃え尽きようとしている 
  極論4 当直勤務のアウトカムは「生産性」ではない 
  コラム1 居眠り運転は,居眠る前が生死の分かれ目(「判断力低下」を軽く考えるな)
 ■8章 不眠 [Insomnia] 
  極論1 不眠が焦げつくのは,睡眠を知らないから! 
  極論2 きっぱりいい切る! 不眠とは「◯◯」の故障 
  極論3 鑑別診断ではなく,システムで考えろ! 
  極論4 慢性不眠には治癒の可能性と治癒しない理由がある 
  極論5 睡眠薬は「一時避難所」
  コラム1 不眠に対する科によるイメージの違い 
第4部 入院で診る睡眠医学 
 ■9章 入院病棟における睡眠医学 [Inpatient ward] 
  極論1 病院でふだんどおり眠れるほうが「異常」 
  極論2 不眠時処方は「避難所」だと思え.哲学がなければ迷走するのみ 
  極論3 不眠時処方の絶対「ダメ」! 
  極論4 「不眠を改善」=「睡眠薬を処方」という発想から脱却せよ 
  コラム1 同室者や夜勤の看護師さんの情報は絶対に無視しない.不眠ではない「眠れない」を見逃さな
       い 
  コラム2 入院してよく眠れる患者たち 
 ■10章 集中治療室における睡眠医学 [ICU] 
  極論1 「ICUの意識障害」は「覚醒機能不全」と捉える 
  極論2 RASは覚醒に必要だが,局在として十分ではない  
  極論3 「覚醒機能不全」と考えれば「睡眠」も評価すべき
  極論4 ICUに必要なのは「ブレインモニタリング」である 
  コラム1 正常な脳の睡眠を診るのが睡眠医学? 
第5部 社会で診る睡眠医学
 ■11章 医師の睡眠不足[Insufficient sleep of MDs]
  極論1 医師は睡眠不足のことを知らない 
  極論2 自覚症状を当てにするな! 
  極論3 医師たるもの,「Libby Zion」事件を全員知るべし
  極論4 睡眠不足を見つけたらやることは1つだけ 
  コラム1 新しいルールを徹底させる方法 ―米国の強烈な方法― 
  コラム2 なぜ医師の交代勤務が確立できないのか? 
 ■12章 (小児科医以外のための)小児の睡眠医学 [Pediatric sleep medicine]   
  極論1 「寝る子は育つ」をよく考えろ 
  極論2 10代に「朝型」を強制するのは犯罪に近く,「睡眠時間」の確保は家庭,社会全体で考える 
  極論3 小児のOSASのメカニズムは成人と一緒だが「症状」が違う 
  極論4 小児のOSASは治療が違う 
  コラム1 うちの子の問題はすべて睡眠が原因? 
  コラム2 小学校の授業中の居眠りは絶対に異常 
 ■13章 概日リズムと睡眠覚醒リズム障害 [Circadian rhythm & Circadian rhythm sleep-wake
disorder] 
  極論1 リズムとは繰り返すこと 
  極論2 「時計合わせ」はいつも重要 
  極論3 まずは,概日リズムに介入する原理を知るべし 
  極論4 「概日リズムの治療」は「行動の治療」であり,決して光だけで完結しない 
  コラム1 時間生物学という分野 
  コラム2 互師互弟と最初の師

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