内容紹介
場の量子論は、素粒子理論や物性理論を研究するのに欠くことのできない分野である。
本書は、計算のみにこだわらず、場の量子論のエッセンスをつかむのに最適であり、事実、「場の量子論を学ぶさいにはじめに読む本」として世界中で高い評価を受けている。
また、素粒子や物性への応用にも触れており、統一理論など野心的な話題も扱っているので、入門者から専門家まで幅広い関心を引く一冊である。第I巻では、場の量子論の基礎について学ぶ。
目次
第 I 章 動機づけと基礎
I. 1 誰が必要?
I. 2 量子論の経路積分形式
I. 3 マットレスから場へ
I. 4 場から粒子へ力へ
I. 5 クーロンとニュートン:斥力と引力
I. 6 逆2 乗則と浮遊する3-ブレーン
I. 7 ファインマンダイアグラム
I. 8 正準量子化
I. 9 真空をかき乱す
I.10 対称性
I.11 曲がった時空での場の理論
I.12 再度,場の理論
第 II 章 ディラックとスピノール
II. 1 ディラック方程式
II. 2 ディラック場の量子化
II. 3 ローレンツ群とワイルスピノール
II. 4 スピンと統計の関係
II. 5 真空エネルギー,グラスマン積分,そしてフェルミオンのファインマンダイアグラム
II. 6 電子散乱とゲージ不変性
II. 7 ゲージ不変性の図形的証明
II. 8 光子-電子散乱と交叉(こうさ)
第 III 章 繰り込みとゲージ不変性
III. 1 自分の無知を切り落とす
III. 2 繰り込み可能と繰り込み不可能
III. 3 相殺項と物理的摂動論
III. 4 ゲージ不変性:光子に休息はない
III. 5 相対論なき場の理論
III. 6 電子の磁気モーメント
III. 7 真空を偏極させ電荷を繰り込む
III. 8 虚になって確率を保つ
第 IV 章 対称性と対称性の破れ
IV. 1 対称性の破れ
IV. 2 南部- ゴールドストーンボソンとしてのパイオン
IV. 3 有効ポテンシャル
IV. 4 磁気単極子
IV. 5 非可換ゲージ理論
IV. 6 アンダーソン-ヒッグス機構
IV. 7 カイラル量子異常
付録A: ガウス積分と場の量子論での中心的恒等式
付録B: 群論の簡単なまとめ
付録C: ファインマン則
付録D: さまざまな恒等式とファインマン積分
練習問題解答(抜粋)
訳者あとがき
索引
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