内容紹介
どうしたら簡単に有機化学が理解できるようになるのだろうか。どうしたら理解できるように教えられるのか。良い方法はないのか。ひとたびあるレベルまで習得してしまえば、そんなにむずかしくない有機化学。そうなる前に有機化学から去っていく多数の学生を目の前に、教える側も実は苦悩しているのだ。本書では、有機化学に立ち向かうための考え方を、「フローチャート」として「明示」した。「フローチャート」に示した考える順序に従えば、どんな有機化学の問題に立ち向かうときでも、威力を発揮するし、どんな問題でもきっと解けるようになるはずだ。本書を使って、ステップバイステップで有機反応機構などの基礎知識に基づき、具体的な有機化学の問題演習を進めよう。各ページの問題の解説では一般的にどんな有機化学の問題でも解けるように、それぞれのステップでは論理的かつ基礎的事項に基づいた理由を示した。
目次
1 求核置換反応と脱離反応
2 アルケンとアルキンの反応
3 カルボニル基への求核付加反応
4 エノラートの化学
5 芳香族の化学
6 転移反応
7 遷移金属触媒を使ったカップリング反応
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